読書感想文
生成AIを筆頭に、近年急速に発達した人工知能技術。それが犯罪に活用されたら……? AIのスマートなイメージとは裏腹に、泥臭い犯罪現場を描いた本作。読めばなぜか元気になる、AI犯罪小説 人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアルの感想を書きました。 人…
ハードSF、ミステリー、ホラー。幅広いジャンルで作品を残し、コアなファンが多いことで知られる小林泰三作品。自称ヤスミスト(※小林泰三作品の大ファンの意)である、当ブログ管理人わんこたんが、初心者から玄人まで、おすすめの小林泰三作品を紹介します。…
夢の世界での死は現実世界での死。リンクする殺人事件の謎を解く!ダークでメルヘンなミステリー。アリス殺し/小林泰三の感想と解説です。 アリス殺し var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || day =…
史上初の平成生まれ(ゆとり世代)の直木賞受賞者であり、男性受賞者としては最年少者でもある、朝井リョウ氏。受賞作となった何者、「正しさ」とはなにかを問うた、正欲。人間の心を丁寧に観察、描写した作品で読者の心をつかむ朝井氏、その実態は……!?丁寧…
警視庁捜査部に配備された最新型の3台の機甲兵装「龍機兵」に搭乗するのは、なぜか警察官ではなく3人の傭兵だった。そんななか都内で発生する地下鉄立てこもりテロ。その背後に見え隠れする強大な敵の存在。警察組織の軋轢と、それを乗り越え武器をふるう、…
夕木春央さんのミステリー小説 方舟と十戒。読書好きがこぞっておすすめしてるけど、どれだけおもしろいの?どちらから読んだらいいの?両作品読んだ管理人わんこたんが、あなたの疑問に答えます。 おもしろすぎて一気読み必至! 方舟 var today = new Date(…
殺人犯を見つけてはならない。犯人が示した戒律を守る3日間。殺されるのは、そして犯人はだれなのか?心理戦にひきこまれる、2度読み必至のサイコ・ミステリー!十戒/夕木春央の感想と解説を書きました。 十戒 var today = new Date(); var day = today.get…
1番最初の読了時にしか味わえない、強烈な読書体験がやみつきに! そんな「しかけ」にこだわった小説を集めました。
読めば必ず「透きとおる」と話題の小説、世界でいちばん透きとおった物語の感想を書きました。仕掛けが楽しい関連書籍もあわせてご紹介!ぜひお楽しみください。 世界でいちばん透きとおった物語 var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( da…
「開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―」から始まる、皆川博子さんによる3部作。18世紀イギリスとアメリカを舞台にした、壮大な歴史ミステリーが遂に完結。その感想を書きました。 開かせていただき光栄です var today = new Date(); var day = t…
閉ざされた核シェルター内で胴体を切断された遺体。不可能犯罪の真実は……?SF短編集「見晴らしのいい密室」の感想と解説を書きました。
2024年本屋大賞に輝いた「成瀬は天下を取りにいく」。滋賀県大津市を舞台に繰り広げられる成瀬ワールドの行方は、、、?各キャラクターの紹介も交えつつ、率直な感想を書きました。 成瀬は天下を取りにいく var today = new Date(); var day = today.getDate…
会社に家政婦がやってきた!家政婦、筧みのりの作るおいしいご飯で、ほぐれていく心の行方は。ビジネス×ご飯な物語の感想を書きました。 まずはこれ食べて var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || d…
子供の頃、あるいは大人になっても「テレビゲームにハマった」経験のある方は多いのでは。そんな「ゲーム」をテーマにしたSF短編集「スタートボタンを押してください」の感想を書きました。 スタートボタンを押してください(ゲームSF傑作選) var today = new…
大人気SF作家 劉 慈欣さんのSF短編集 流浪地球と老神介護。どれを読んでも傑作!そんな奇跡の短編集 全収録作品の感想を書きました。 2冊どちらから読んでもOK。2024年1月に文庫化され、お求めやすくなりました。 流浪地球 var today = new Date(); var day …
僕とマユの出会いは7月の合コンだった。初めてのデート、たどたどしい会話、愛の深まり、そして……すべてを裏切る「あの1行」の衝撃。二度読み必至の恋愛小説「イニシエーション・ラブ/乾 くるみ」をマユ目線での解説?しました。 イニシエーション・ラブ var…
とにかく何も知らないまま読んで!とおすすめされた「方舟」。読んでみたら最高におもしろくて最高に狂った展開に、度肝を抜かされました。方舟を読んだ感想を、できる限りネタバレなしで詳しく書きました。「週刊文春ミステリーベスト10」2022国内部門1位、…
物語を読んで、QRコードをで音声を再生。浮かび上がる真実にあなたは気づけるか!? そんな挑戦的な小説「きこえる」の解説と感想を書きました。
吹雪の山荘に、鍵のかかった地下室に、あるいは絶海の孤島に閉じ込められて、、、そんなミステリー作品を誰しも一度は読んだことがあるのではないでしょうか。この記事ではそんな「クローズドサークルもの」を世に広めた元祖、ともいえる作品そして誰もいな…
火星に一人残された男の、生き残りをかけた孤独な戦い。独りぼっちでもへこたれない!科学の力ととポジティブ思考で生還せよ!アンディ・ウィアーのデビュー作、「火星の人(原作小説)」の感想を、その映画版「オデッセイ」と比較しながら書きました。 大ヒ…
日本のタイムマシンSFを代表する小説、マイナス・ゼロ。単行本化から50年以上たった今なお愛される、この傑作小説の感想と思い出を語ります。 マイナス・ゼロ(広瀬正小説全集1) var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day …
とある事件をもとに書かれたとされる、ミステリー小説「迷路館の殺人」。小説の結末は?そして小説に隠された真実とは?迷宮のような地下の館にいざなわれた、8人の客人。綾辻行人作「館シリーズ」の3作目。「迷路館の殺人」の感想と解説です。 館シリーズの…
酒屋で店員を暴行し連行された、さえない中年男。自称:スズキタゴサクただのつまらない男かと思いきや、そいつは希代の爆弾魔だった!警察は爆発をとめるためタゴサクを取り調べるが、タゴサクの魔の手は捜査官にもおよび……「このミステリーがすごい!2023…
海を見る人は、小林泰三さんによるSF短編集。あなたの想像を超える不思議な世界と、あり得たかもしれない人間たちの物語。その感想を書きました。 海を見る人 var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 |…
もしも作家が刑事だったら、、、?そんな作家×刑事の職業系ミステリ、「作家刑事毒島」の感想を書きました。 作家で刑事でしかも性格にクセがありすぎる! 作家刑事毒島 var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || d…
このミステリーがすごい2022年国内1位など、4大ミステリランキングを総制覇。第66回直木賞に、第12回山本風太郎賞を受賞。そんなにすごいの?と、逆に疑いたくなる無双っぷりですが、ご安心を。めちゃくちゃおもしろかったです。そんな、2021年を代表する国…
この2作品が楽しめたなら、他の小林泰三作品も絶対に楽しめるはず!小林作品の入口にふさわしい2作品、「玩具修理者」「酔歩する男」を、解説します。
2010年代の日本SF小説界を代表する、スペースオペラSF「天冥の標」全10巻17冊の大ボリュームで、2019年2月に完結しましたが、10年という長きにわたる出版ペースに、脱落した方も多いのでは。そんな脱落者のひとり、わんこたん。このたび再読開始しましたので…
ブログで商品を紹介しても、買ってもらえない。と悩む方は多いはず。わんこたんも書評ブログを3年以上運営していますが、当初はなかなか本が売れずに苦労しました。そんなときに出会ったのが「セールスコピー大全」。読んでみると、売れる記事に近づくヒント…
日本のSFファンから長年愛され続ける、往年の名作SF夏への扉。文化女中器など、強烈な訳語におどろかされますが、古い作品とあなどるなかれ、令和の今だからこそ、読んで新たな発見があるかも!夏への扉の魅力をちょっぴり辛口コメントも添えてご紹介します…