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【恐竜求めて南米へ!】失われた世界/ コナンドイル あらすじと感想

記事内のリンクには広告を含みますが、本の感想は全て正直に楽しく書いてます。ぜひ最後までお楽しみください★

「失われた世界」はホームズで有名なコナンドイルのSF作品。
ホームズとは一味違う、ワクワクいっぱいの冒険譚!その魅力を紹介します。

※この記事では「失われた世界」の光文社古典新訳文庫版(訳:伏見威蕃)について解説しています

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失われた世界
失われた世界
 

 

失われた世界(原題:ロストワールド)あらすじ

主人公は新聞記者のマローンくん。彼は思いを寄せる女性グラディスにプロポーズを試みますが

グラディス「私、英雄的なお仕事を成し遂げた有名人が好きなの」

との返答。

これ脈なしでは?(率直)

なんとしてもグラディスの心を射止めたいマローン。「英雄的なお仕事」を求め、動物学者のチャレンジャー教授の元を訪ねます。

つむじ曲がりで攻撃的、科学界の異端児でほらふき屋と言われるチャレンジャー教授

なんかやばそうな教授だな!

チャレンジャー教授はとある手がかりから「南米に恐竜が生き残っている!」と主張しますが、学会からは反発の嵐。教授の主張を確かめるべく、捜索隊が結成され、マローンもその一員となります。

小説 失われた世界 コナンドイル イラスト チャレンジャー教授 マローン サマリー ジョンロクストン卿 

捜索隊メンバーはこちら!/

マローンくん:公平な証人=報道関係者として、探検隊に同行することに成功!

サマリー教授:恐竜の存在を疑い、チャレンジャー教授と対立。

ジョン・ロクストン卿:現地の地理に明るく、狩りも得意なスポーツマン。

あれ?チャレンジャー教授は不参加?

教授の参加シーンはみどころのひとつ!読んでチェックじゃ!

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捜索隊一行は恐竜の生息地と思しき台地にたどり着きますが、橋が落ちて台地に閉じ込められてしまいます。

しかもこの台地、恐竜以外にも何やら危険な生き物が!?一行は恐竜を見つけて文明社会に生還できるのでしょうか?

ワクワクの冒険がはじまる!

小説 失われた世界 コナンドイル イラスト 

そして、マローンはグラディスの心を射止めることができるのでしょうか?

そこはあまり期待できなそう(率直)。

「失われた世界」の見どころ!

チャレンジャー教授vsサマリー教授

暴力的でへそまがり、大柄なチャレンジャー教授と、やせぎすで高齢、皮肉屋のサマリー教授。2人は冒険の道中も、主張の対立でいがみあってばかり。でもピンチの時はちゃんと協力して助け合う、ライバル同士の友情?にほっこりします。

恐竜の実在は証明できるのか?

冒険の目的は恐竜の実在を学会に証明し、チャレンジャー教授の主張を裏付けること。

写真や動画で説明する?それとも骨を持って帰る?それでは捏造を疑われてしまいます。疑われる余地なく恐竜の存在を証明できるのか?その痛快すぎる結末をぜひ本書で見届けてほしい!

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映像化も!「ホームズ」だけじゃない、ドイルの名作SF

この作品が描かれたのは今から100年以上前の1912年。当時はSFではなく「科学ロマンス」と呼称されていました。

名探偵ホームズと、作者コナンドイルのことは知ってたけど、SF作品は知らなかったなあ。

ドイルには、シャーロックホームズシリーズの他、怪奇小説、歴史小説、海洋小説、医学小説などなど、幅広い著作があります。

そんなドイルのSF代表作が、この「失われた世界」

「古代生物が生き残っている設定」の作品を「ロストワールド物」とも呼びますが、その先駆けとなったのがまさにドイルの「失われた世界(原題 ロストワールド)」でした。

ジュラシックパークの2作目「ロストワールド ジュラシックパーク2」のタイトルにも、「ロストワールド」が入っていますね。

本作は刊行当時から人気を博し、何度も映像化されています。

  • 2002年の「スチュアート・オルメ監督版」はdTVとHuluで見ることができます。

dTV版はこちら

 

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「失われた世界」/コナンドイルを無料で読む方法

コナンドイルの「失われた世界」を無料で読むなら「Kindle Unlimited」の無料体験利用がおすすめです。

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Kindle Unlimited で読める「失われた世界」

Kindle Unlimitedで読めるのは「光文社古典新訳文庫」版。

そのままだと難解な当時の世俗を踏まえたジョークや、歴史的背景に、ふんだんに注釈が付けられています。

Kindleならページ移動なしで注釈が読めて超便利!

また、単位をメートル法に統一するなど、読みやすさにも配慮が。

1912年の空気感を感じられつつ、読みやすい!

さらに「ストランドマガジン」掲載時(1912年当時)の挿絵はもちろん、ドイル自身がチャレンジャー教授にコスプレ(!)した写真も冒頭に。

ドイルがノリノリでこの作品を描いたことが伝わってくるね!

kindle Unlimitedでは「失われた世界」以外にも「地底旅行/ヴェルヌ」や「ロビンソンクルーソー/デフォー」などの古典作品が豊富に揃っているので、無料体験期間(通常は1ヶ月間)でこれらの作品をまとめて読めるのもいいですね。

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青空文庫では読める?

著作権の切れた古典作品は青空文庫で無料で読めることで有名ですが、「失われた世界」は(2023年2月現在)青空文庫のラインナップ外。残念!

青空文庫で読めるコナンドイル作品はこちら

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失われた世界
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