★WOWOWでドラマ版配信中!「三体」の解説はこちら★

最高におもしろかった!WOWOW版(テンセント版)ドラマ三体を原作と比較しながら解説!

記事内のリンクには広告を含みますが、本の感想は全て正直に楽しく書いてます。ぜひ最後までお楽しみください★

長編SF傑作小説「三体」。そのドラマ版が中国テンセントビデオで制作されていたのをご存じでしょうか?

その日本語字幕版がWOWOWなど各種VODで配信開始。原作ファンとしては見るっきゃない!

三体シリーズ原作を全制覇した管理人わんこたんが、WOWOW版(テンセント版)ドラマ三体を原作と比較しながら、ネタバレなしで感想と解説を語りつくします!

 

とにかく最高の実写化でした!原作ファンなら絶対みてほしいやつ!

 

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そして、WOWOW以外のVODサービスでも配信がスタート!

2024年1月現在、auスマートパスプレミアム なら、月額548円でドラマ版三体をみることができます。

 

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各配信サービスの料金等の比較は以下の記事をご覧ください。

※ドラマの配信は予告なく終了することがあります。各社の最新の配信状況を確認の上、登録をお願いします。

 

ドラマ「三体」テンセント版(WOWOW版)とNetflix(ネットフリックス)は何が違う?最新映像化情報

 

 

\\原作小説「三体」は、2024年2月21日に文庫版発売決定!//

 

三体

 

WOWOW版(テンセント版)ドラマ三体の基本情報

2023年1月~2月にかけて、原作シリーズ1作目「三体」に相当する全30話が、中国国内CCTVで放送されていました。

これの日本語字幕版が、2023年10月にWOWOWで配信開始!

 

「三体」は中国人SF小説作家 劉 慈欣氏の作品。ドラマ版は中国国内での評判も高く、日本語字幕版の配信がまたれていました。

 

「三体シリーズ」ドラマ版は2種類!
テンセント版(WOWOW版)とNetflix版の違いはこちらをチェック!

 

「三体シリーズ」原作小説情報はこちらをチェック!

 

WOWOW版(テンセント版)ドラマ三体 感想と解説

日本語字幕で全話視聴しましたが、まあとにかく、めちゃくちゃよかった。

 

原作「三体」を忠実に再現、するだけではなく、各キャラをしっかり掘り下げていて、よりドラマにひきこまれるつくりになっていたと思います。

 

原作がSF作品なので、難しい部分もありますが、そこは映像の利点をいかし、ビジュアル的にわかりやすく解説してくれているので、SFに慣れていないあなたも安心です。

 

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2人の科学者 汪森(ワンミャオ)と丁儀(ディン・イー)

味方陣の2大カッコいい科学者!

 

主人公 ナノマテリアル研究者の汪森、かっこよすぎません?

メガネで、ひょろっとしてて、弱そうなのですが、カウントダウンに苦しむ姿や、VR装置つけるために眼鏡外す一瞬の仕草が、すごくかっこいい。終始見惚れておりました。マジでみんな観てほしい、、、

 

ドラマ版は奥さんと娘(豆豆)の出番も増えて、やさしいパパっぷりもうかがえます。

 

丁儀はワイルド系だ!

汪森がひ弱な印象なのに対して、丁儀はちょっとオダギリジョーさんのようなワイルド系。原作から陰気なキャラを想像していたので、意外でよかった!

 

第2話「射撃手と農場主」では、原作「三体」同様にビリヤード台を使って説明するシーンが登場。だいの男が2人、一生懸命にビリヤード台を押す画面がシュールで、ちょっとおもしろい。

 

ちなみに、原作でも丁儀は楊冬(ヤンドン)の恋人ですが、ドラマではプロポーズしたり、結婚生活の準備をしたりするなど原作にないシーンも。

あんな場所でプロポーズするんかい!と、ちょっと笑ってしまったり。

 

文字だけだった説明がドラマ版では分かりやすい映像に!

当たり前ですが、原作小説では頭の中で想像するしかなかった場面を映像化できるのが、ドラマ版のいいところ。

 

  • 物理学が存在しない世界で宇宙にとびだすビリヤード球
  • 宇宙の点滅
  • 古箏作戦の装置説明

 

などなど、イメージが膨らんで最高でした!

 

原作を意識した小ネタの数

あ~これは原作のアレを意識したネタだなあ、というシーンもちらほら。

 

①やたら「虫」にフォーカスしたシーンが多い

楊冬(ヤンドン)のお墓にアリのような虫が這い上っていたり、窓ガラスに映る虫を登場人物が眺めていたり。

 

これはシリーズ2作目の「黒暗森林」の冒頭とラストを意識した演出と思われます。何も知らない「虫」は、宇宙のことをなにも知らない「人間」の象徴なのです。

 

②道路の看板

第3話「カウントダウン」で、一瞬映り込む、「智子路」の道路標示の看板。

こんなところに最重要ワードが仕込まれていたとは、、、

気になったあなたは原作をチェック!

 

\\原作小説「三体」は、2024年2月21日に文庫版発売決定!//

三体

 

 

原作ではちょい役だった、アイツやコイツが大活躍!

徐冰冰や魏成、沙瑞山、など、原作ではちょっと印象薄いキャラでしたが、ドラマ版ではより細かいところまで描かれているのもファンとしては嬉しいところ。

 

徐冰冰:史強の右腕として活躍する女性捜査官

原作ではちょい役でしたがドラマ版では大活躍。

めちゃくちゃ有能で冷たそうな印象なのに、終盤はとある理由で涙ぐむ場面も。わんこたん的にドラマ版一押しのキャラです。

テンセントドラマ版三体に登場する徐と沙瑞山のイラスト

本物はこの100倍カッコイイです。絵心が足りないのが悔やまれる

 

魏成:申と偽装結婚する数学者。

彼が「目覚める」シーンは、原作「三体」だとわずかな描写ですが、ドラマ版はCGを駆使した印象的な演出で、美しかった!

 

原作よりも、申に対する絆のようなものを感じさせる、第21話の切ない描写に注目!

 

沙瑞山:宇宙の明滅を目の当たりにする科学者

原作では汪森博士と一緒に宇宙の明滅を見て驚くだけの存在ですが、ドラマ版では、もう少し出番が増えて、捜査にも協力、、、たぶん協力、、、してくれます。

 

ドラマ版三体 ラストに登場したのはいったい誰?

「赤いマフラーを身に着けた女性」が登場する文章をタイピングする謎の人物。胸には「清華大学」のバッジ。(つまり葉文潔と同じ大学)

ドラマ版だけ観た方にとっては「誰やこいつ!?」となりますよね。

 

正体は、、、とネタバレになるので書けませんが、三体シリーズを読んだ方には伝わる、続編制作をにおわせる粋な演出、最高でした。

 

正体を知りたい方は、原作2作目「黒暗森林」を読んでみてくださいね

 

三体Ⅱ黒暗森林 上
三体Ⅱ 黒暗森林 上
 

 

VRゲーム三体のゲーム内デザインがとってもGOOD!

視聴者が一番期待していたであろう、VRゲーム三体。これ、ドラマ版だとゲーム内グラフィックが絶妙なんです。

 

巨大なピラミッドや迫りくる太陽の迫力はもちろん、ちゃんと「あ、これゲームだな」ってわかるテクスチャになっている!

 

具体的には、登場人物の表情はそのままに、絶妙な3Dの肌感、無機質感を演出してるし、NPC(プレイヤーが操作していない、モブキャラたち)が、なんか変な動きしてるのも、ゲームっぽくてすごくよかったです。

 

おそらく全三体ファンが期待していたであろう始皇帝のアレのシーンも超最高でした。

 

VRゲーム機がどことなく無骨なのも推しポイント。

個人的には、、、Netflix版の予告編にでてくる、やたらつるっとしたヘッドギアだけつけて、リアルな登場人物をそのままリアルなCG世界に突っ込んだ演出よりも、こっちのほうが好みでした。

 


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終盤の山場、古筝作戦の気合の入りっぷりよ。

と言いつつ怖がりなわんこたん。あれをアレする部分は怖くて直視できませんでした、、、

敵のボス◯◯の結末も原作通りの描写なので、グロ苦手な方は注意しましょう。

 

パナマ運河でロケができず、中国国内でロケを敢行したとのこと。こういう川幅の広い壮大な地を確保できるのは大陸のいいところですね。

 

敵の船の乗組員の背景情報について、原作にない描写がでてきますので、原作ファンはそちらにも注目です。

 

一瞬登場する「球電」に注目!

敵を無力化するための一案として、ビリビリ帯電した謎のボール「球電」を使う提案がだされるも却下。

いきなり登場した「球電」に?となった視聴者も多いのではないでしょうか。

 

これ実は、「三体」の前日譚「三体0【ゼロ】球状閃電」に登場する兵器で、丁儀が開発に深くかかわっている、という設定があります。

「ゼロ」単体でもものすごくおもしろいSF小説に仕上がっているので、三体シリーズにはまった方にはぜひ読んでみてほしい1冊です。

 

三体0【ゼロ】球状閃電
三体0【ゼロ】球状閃電
 

 

 

史原作よりもコミカル寄りになった史強の活躍にニヤニヤ

史強が原作「三体」よりもコミカルというかボケよりの役回り。登場キャラの多くが科学者で、難しくなりがちな説明を、「何を言ってるんだか全然わからん分かりやすく説明しろ」と読者目線で質問してくれる存在です。

 

個人的には原作のどこまでも冷徹で、でもここぞというところで守ってくれる史強のほうが好みですが、原作にはない豆豆との絡みもあってニヤニヤ。

原作にない史強の活躍?にニヤニヤ

原作では、味方サイドでVRゲーム三体にログインするのは汪森だけでしたが、ドラマ版では史強もログイン。

 

史強の適当すぎるログインネームと、慣れないゲーム内での立ち回りに注目!

 

史強は最後にどうなっちゃうの??

ラスト、病院のシーンで深刻な事実を汪森に隠そうとするところ、史強の思いやりが伝わってきてグッときます。

 

史強はどうなってしまうのでしょうか、、、?

気になるそこのあなた!三体の続編となる小説「黒暗森林」をチェックです!

三体Ⅱ黒暗森林 上
三体Ⅱ 黒暗森林 上
 

WOWOW版ドラマ三体 欠点はあった?

とにかく大絶賛のWOWOW版(テンセント版)三体ですが、ファンとして「うーん」と気になる箇所もあったので、正直に書いてみました。

 

WOWOW版ドラマ三体の欠点① 文化大革命の描写が超少ない

ドラマ版最大の欠点が、中国の政治事情によって文化大革命の描写が大幅にカットされてるところ、「文化大革命」の名前すら出てこない。

 

文化大革命で「反動的学術権威」として糾弾される葉文潔(イエ・ウェンジェ)の父、葉哲泰(イエ・ジョータイ)の最期は、原作だと、より悲惨で、かつ堂々たるものなんです。

 

この描写がないため、葉文潔の動機となる果てしない狂気や絶望が失われて、環境問題とかフワフワした描写になってしまっているのが本当に残念。

 

ここはぜひ原作小説を読んでほしいと思います。冒頭にそのシーンが登場!

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三体

 

ちなみにNetflix版は、予告編を見る限り、文化大革命についてきっちり描写してくれそうなので、ここは期待したいところ。

 

WOWOW版ドラマ三体の欠点② 全30話が長い

ドラマ版、おもしろかったんですが、全30話ってのは長い。

特に序盤は読者への丁寧な説明のため、かなりゆっくりな展開。序盤の見せ場である三体ゲームログインシーンは第7話ですが、原作を知らない人はその前に脱落してしまうかも、、、

 

また、各登場人物の掘り下げにもかなり力を入れており、そこでも時間がかかっていました。

原作では「ただの美少女」としか書かれていなかった葉文潔(イエ・ウェンジェ)のボディーガードは、葉文潔の姪「陳雪」という設定になり、さらに掘り下げられて、、、

 

一方で智子やらマクロでの高次元操作やら、種明かしシーンは最終話に全部押し込められて、急にスピード展開。既読の自分でも情報量に追いつくのが大変だったので、初見の方は理解しづらい部分だったかもしれません。


オープニング映像・テーマ曲も気合入ってます。

ストーリーの展開に合わせてオープニング映像は3パターンに変化。テーマ曲もそれに合わせて変わるという気合の入りっぷりでした。

 

しかもその歌詞が、続編の黒暗森林死神永生を匂わせる内容になってるのも最高。これは中国放送当時盛り上がっただろうなあと思います。

制作したテンセントTVより、続編の制作も発表されてるので、原作を読みながら待ちたいですね!

 

まとめ テンセント版三体ドラマは、原作ファンなら絶対に観てほしい!

テンセント版三体ドラマは、全30話とかなり長いですが、原作ファンなら最高にのめりこめる内容になっています。

WOWOW他各種VODで配信中なので、未視聴の方はぜひ、チェックしてみてくださいね。

 

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