・あらすじ
あらいぐまの親子の家に泥棒が入り、大切な豆の袋が盗まれてしまいます。
こぼれた豆のあとを追っていくと、そこにいたのはたくさんのねずみたちでした。
・おすすめ年齢
絵本には「3歳~」と書かれていますが、もっと小さな子に読み聞かせてもいいかも。
うちの2歳児でも読んで読んでとせがんできます。
・絵本のおすすめポイント(親目線)
生活に困っていたねずみをあらいぐまが助けるという流れなのですが、
お互いのやりとりのセリフがすごく丁寧なのです。
例えば、ねずみがあらいぐまに〇〇を作るのを手伝ってほしいと頼むシーンでは
「ちからを かしてくださいませんか?」
あらいぐまはそれに対して、
「それには せっけいずがひつようだ」
と、どんな〇〇がいいのか、ねずみの意見をちゃんと聞いて、
最終的にはねずみとあらいぐまで協力して〇〇を作り上げます。
泥棒はいけないことだよ、と諭しつつも、お互いへの思いやりや、意見の尊重が
セリフから感じ取れるところが、好きなポイントです。
最後のオチもほっこり。
いっこからじっこ じっこからひゃっこ ひゃっこからどっさりこ
・絵本のおすすめポイント(こども目線)
おそらくうちの2歳児は上記のようなところは認識してないでしょう。
「ねずみしやん」「じゃがいも-」とかいいながら楽しんでいます。
私自身もこどものころにこの絵本を読んでいるのですが、
完成したねずみの〇〇がとても細かく書き込まれていて、
こどもごころに、こんな〇〇で●●したい!!とわくわくした思い出があるので、
もう少しうえの年齢のお子さんには、そういうところも楽しんでもらえるかなと
思います。
、、、多分(自信ない)
水とお湯の配管まできっちり書き込まれていたり、
同じ出版社の別の有名絵本が登場していたり、
なぜか仮面ライダーの落書きがあったり、
遊び心もたっぷりなので、そういう意味でもこどもは夢中になれるかなと思います。
1977年出版のかなり古めの絵本ですが、現代でも色あせない魅力を持った
名作だと思います!
さすがに書店でみかけることはないですが、Amazonでは定価で購入できますね。
やはり根強い人気がある、、、のかな?