これまでのブログを整理してたら、書籍名を間違って記載しているのに気づいてしまった
正 舞踏会へ
誤 舞踏会に
後で直さなければ。
さて、本書では1914年頃、つまり第一次世界大戦の頃の時代に登場した有名人が
多く登場します。
登場すると言っても、キャラクターとしてではなく、本書に登場する「私」の視点から見た、
それぞれの有名人についての「考察」が述べられているような感じですね。
1人目 アウグスト・ザンダー
オーストリアで活躍したドイツ人写真家。日常を生きる人々のポートレート写真を撮影し続け、
20世紀という歴史の記録を写真によって残そうとします。
本書の表紙の写真「舞踏会へ向かう3人の農夫」は彼によって撮影されました。
2人目 ヘンリー・フォード
自動車会社フォードの創業者で、自動車の大量生産技術を確立した人物です。
本書では自動車王としての側面というよりも、第一次世界大戦の頃の
平和主義者としての彼の(滑稽とも言えるかもしれない)行動について、描写・考察されています。
3人目 サラ・ベルナール
華麗奔放でスキャンダラス、良くも悪くも一斉を風靡した、往年のフランスの大女優です。
病気で片足を切断されても女優としての活動を続けた、毎晩、棺をベッドの代わりにして寝ていた、
など、様々なエピソードが伝えられています。
70歳くらいまで生きていたようで、当時としてはかなりの長生きですね。
本書は、ザンダーの写真「舞踏会へ向かう3人の農夫」から着想を得て書かれた小説、、、
らしいのですが、ザンダーについての描写は、第4章以降ほとんど出てきません汗
フォードやベルナールについて、今後ストーリーにどう関わってくるのか、
あるいは関わってこないのか、これも不明なまま上巻を読み終えることになりそうです。
大丈夫かなー大丈夫かなー