わんこたんも書評ブログを3年以上運営していますが、当初はなかなか本が売れずに苦労しました。
そんなときに出会ったのが「セールスコピー大全」。
読んでみると、売れる記事に近づくヒントが満載でした。この記事ではその内容と、実践方法を紹介します。
「ブログから商品が売れない」わんこたん、悩む。
ブログがGoogle検索で上位表示されるようになり、アクセスは増えたものの、あとひとつ売り上げが伸びない。
読者に本を買っていただくためには、あと何が足りないんだろう。
そんな悩みを抱える中で、当ブログ管理人、わんこたんはこのセールスコピー大全を知りました。
↓セールスコピー大全を知るきっかけになった、ゆいてさんのX投稿。
ここでは嫌われるけど私はnoteやブレイン等の情報商材にぽんぽん課金するタイプ。そんな私でもこれ凄いと思ったのが「セールスコピー大全」。内容はもちろん、文章の書き方も学びの宝庫。ライティングを勉強したい!って人には本質がぎゅっと詰まったおすすめの一冊📕#ad — ゆいて𝕏ブログ3年生🎃 (@yuitelog) April 22, 2023
セールスコピー大全はどんな本?
セールスコピーとは「買ってもらうための文章」のこと。
それって、よくない商品を適当に「盛って」売りつける技術?と思う方もいるでしょう。
そうではなく、セールスコピーライティングとは
- 商品の良さを掘り起こし
- 必要な人にピンポイントで届ける
ための技術。
セールスコピー大全なら、その技術を基礎から順序だてて学べます。
セールスコピー大全の出版社・著者情報
- 著者:大橋 一慶
- 発売:ぱる出版 2021/1/7
- Kindle Unlimited:対象外
- Audible:対象外
著者の大橋一慶さんはセールスコピーライターであり、株式会社みんなのコピー代表。
1,000件以上の広告に携わり、総計100億円以上の売上に貢献した、実力ある方です。
セールスコピー大全、効果はあったのか?
わんこたんがこの本を読み終わったのは2023年6月。
以下は当書評ブログの収益推移です。
たしかに本を読み終わった7、8月にかけて収益の推移は好調でした。
収益の上昇には様々な要因があり、セールスコピー大全だけが原因ではありませんが、学んだ内容を、記事の文章に落とし込んだことも、確実に影響していると感じます。
なによりも、どうやったらブログに来てくださったお客様の心を動かせるか?という、道しるべができたことで、記事を書く精神的なハードルがぐっと下がりました。
セールスコピー大全、効果はあった!とわんこたんは断言します。
「セールスコピー大全」はどんな人におすすめ?
- ブログにアクセスが来るようになったけど、商品が売れなくて悩む方
ブログに一定のアクセスがあるのに、売れ行きが伸び悩むのは、「お客さんの心をつかむ力」が弱いためかもしれません。
セールスコピー大全を読むと、「お客さんの心をつかむってこういうことなんだ!」とあなたも心から納得できるはず。
小手先のテクニックだけじゃないんです!
セールスコピー大全をおすすめできないケースは?
セールスコピーが効果を発揮するには、
まだブログにアクセスがない(例:Google検索で上位表示されていない)方は、そもそもお客さんがお店に来ていない状態。
セールスコピーの前に、SEO(検索流入最適化)など、お客さんを呼び込む方法を学びましょう。
セールスコピー大全の内容と実践
セールスコピー大全の内容を、一部ご紹介します。
とはいっても、読むだけで簡単に身につく技術ではありません。というわけで、わんこたん、実践してみました!
「メリット」ではなく「ベネフィット」で売る。
お客さんに商品をほしい!と思わせるのは商品のメリット(特徴)ではなく「ベネフィット」
例えば、当ブログではAudibleという「本の朗読サービス」を紹介しているので、これを題材にしてみましょう。
スキマ時間に音声で読書を楽しめること?
ブブー。これはAudibleの特徴であり、ベネフィットではありません。
ベネフィットとは、
すてきな未来をお客さんに提示するのが、セールスコピーの技術です。
- つまらない洗濯物干しタイムで宇宙戦争に没入
- ソシャゲでついつい周回プレイ、そんな時間が最高のインプットタイムに
- あの名セリフ、音声ならダイレクト心揺さぶられる
ベネフィットを思いつけない、そもそもベネフィットとメリットの違いがまだわからない、そんなあなたも大丈夫!
セールスコピー大全なら、ベネフィットをたくさん書き出す方法、ベネフィットとメリットの根本的な違いも、ていねいに学べます。
どのベネフィットをアピールしたらいいの?~ターゲット像の考え方~
前述した「ベネフィット」を適当に並べても商品は売れません。お客さんが求めているベネフィットをアピールすることが必要です。
よく聞く、お客さんのペルソナ(人格)のこと?
実は、お客さん=ターゲット像に合わないペルソナを作っても意味なし。まずターゲット像を明確にしましょう。
ターゲット像は大きく3つに分類されます。
- その商品が欲しい!めちゃ興味あり
→Audibleってすごくいいよね!オススメ作品ないかなあ - その商品は知ってるけど、まだ欲しくない
→AudibleってCMでよく見るけど、そのくらい - ベネフィットに興味あり。でも商品自体を知らない
→あの映画おもしろかった!原作小説も読みたいけど、時間ないなあ
(Audibleだとスキマ時間に読書ができることを知らない)
一般的に、上(1)に近づくほど、お客さんの「ほしい!」という欲求は強いですが、お客さん自体の数は少なくなり、競合は多くなります。
わんこたんは、(3)Audible自体を知らない層 に向けて、記事を書くことにしました。
商品によって、3つのうち誰ををターゲットにするべきかは異なります。
その点はセールスコピー大全で詳しく説明されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ターゲットに合った「訴求」を考えよう!
3つのターゲットにあった「売れる提案」を考えなければなりません。この提案のことを「訴求」と呼びます。
わんこたんがお客さんとしたい「Audible自体を知らない人たち」。母数は多いですが購入意欲が低いので「売りにくい商品を売る戦い」になります。
当然、その商品を知らないので「Audible」という商品名を出しても意味がありません
ここでさっき考えた「ベネフィット」がでてくるんだね
Audibleの特徴は「スキマ時間に音声で読書を楽しめること」。これをターゲットに伝えられるようなベネフィットを考えてみました。
<訴求の例(アピールしたいベネフィット)>
- こどもの寝かしつけ中に読書ができる
- つまらない洗濯物干しの時間が至福の読書タイムになる
- 仕事の合間、ちょっとした休憩時間にスマホとイヤホンで、大好きな物語の世界に浸れる
ターゲットを変えれば訴求もがらりと変わります。
逆に、ターゲットを変えられなくても訴求をかえればチャンスがうまれるかも?
セールスコピー大全では、効果的な訴求を生み出す方法を、たくさんの事例をもとに説明してくれます。
あれ?セールスコピーの書き方、どこ?
ここまで紹介した「訴求づくり」でセールスコピー大全の、冒頭から20%を占めます。
「セールスコピーの書き方」がまだ登場しないけど、、、
もちろん、肝心のセールスコピー表現について、残り80%でみっちり説明してくれますので、ご安心を。
でも、セールスコピーは訴求づくりがもっとも重要なんです。
セールスコピーは訴求づくりが8割。「誰に何を言うのか?」をしっかり考えることが何よりも大切です。
セールスコピー大全 Kindle版78ページより
小手先の技術の前に、「お客さんの背中を押す」ための土台を固める構成になっているのも、セールスコピー大全のポイント!
訴求が固まったら、やっとセールスコピーを書き始めます。
- 初心者でもキャッチコピーがかける「4ステップ法」とは?
- 売れる「13の表現法」てなんだ?
続きはせひ、「セールスコピー大全」で読んでみてくださいね。
実際にキャッチコピーを作ってみた!(AIが)
- 訴求づくり
- 表現法
この2つのポイントをおさえて、実際にAudibleのキャッチコピーを作ってみます。
キャッチコピーを作れば作るほど、新たな表現アイデアが産まれ、クオリティも良くなります。初心者の方は、少なくとも30個は考えてください。
セールスコピー大全 Kindle版84ページより
30個!きついよ~
文明の利器、使っちゃう?
と、いうわけで、先ほど考えた訴求に、セールスコピー大全で紹介されている文章技術を盛り込んだ、キャッチコピーを、、、
Bingチャット(AI)に作らせてみました!
耳で聞く読書「Audible」を訴求するキャッチコピー案を、以下の条件をもとに、30個作成してください。
【商品の特徴】
耳で聴き流す読書ができる
聴ける本の種類が多い
声優の技術で、物語に没入できる
【商品のベネフィット】
洗い物をしながら耳から読書ができる
洗濯ものをほしながら読書ができる
【商品のターゲティング層】
仕事に家事に忙しい女性。Audibleの商品自体を知らない
【ターゲットのペルソナ】
30代女性。共働き家族。小さな子供が二人。もともと読書は好きで、学生時代は長編小説を読みふけっていたが、今は仕事と家事が忙しく読書の時間がとれない。SF小説好き。ミステリー小説好き。
【条件】
・商品名(Audible)は使わないこと。
・■■■
・■■■
(セールスコピー大全で紹介されている文章技術を、いくつか条件に追加)
その結果がこちら!(よさそうなものをいくつか抜粋)
- 耳から本を楽しむ。洗い物も洗濯も、読書タイムに変身。
- 聴くだけで本が楽しめる。声優の技術で、SFもミステリーも迫力満点。
- 耳で読書、目は休む。忙しい毎日に、癒しと刺激を。
すこしぎこちなさもありますが、自分では思いつかなかった表現もあり、なかなかおもしろい!
セールスコピー大全で技術を学び、作業はAIに。
そんな二刀流が新時代のスタイルかもしれません。
まとめ ~「セールスコピー大全」のよい点・注意点~
ブログ運営者からみた「セールスコピー大全」のよい点・注意したい点をまとめました。
- 小手先の技術で終わらない「お客さんの背中の押し方」を学べる
- 豊富な事例をふまえてわかりやすく書かれており、読書が苦手な方でも読みやすい。
- AIと合わせれば、さらなる表現がうまれるかも、、、?
- ブログへのアクセスが小さい場合は、セールスコピーを学ぶ前に、「ブログにきてもらう」方法を学ぶ必要あり。
- 読むだけでは×
セールスコピー大全をただ読むだけでは、せっかく覚えたことがすぐに頭から消えてしまいます。
自分の手を動かしながら読むことが大切!
この記事が、あなたのブログ記事レベルアップの参考になれば嬉しいです。
本を読んでの感想を、ぜひコメント欄で教えてね!