おもしろすぎて一気読み必至!
方舟・十戒 読む順番は?
以下の順番で読むことをおすすめします。
理由は以下の通り
- 純粋に出版された順番だから
- 時系列が方舟→十戒だから
- 十戒の終盤で▪️▪️▪️▪️から(ネタバレ含むため伏字)
ただし、方舟を読んだ後で十戒を読むと、途中からある人物の正体に、ピンときてしまうんですよね。
あえて十戒→方舟と読んで、一切の情報なく十戒を楽しんでもOK!
読む順番にこだわるよりは「2作品セットで読んで」作品の繋がりを感じて楽しむことを、強くお勧めします。
作品の基本情報
- 著者:夕木春央
- 発売:講談社(方舟:2022/9/8 十戒:2023/8/9)
- Kindle Unlimited:対象外
- Audible(聴く読書):方舟のみAudible版あり
▶︎5分間の試聴はこちら(リンク先で「Audibleサンプル」を押してください
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方舟と十戒 それぞれどんな物語?
<方舟 あらすじ>
予期せぬ地震で、僕ら10人は徐々に浸水していく地下施設 方舟に閉じ込められた。脱出するには誰かひとりの犠牲が必要。そんな極限の状況で発生する不可解な殺人。犠牲になるべきは殺人犯なのか。生存をかけた推理が始まる!
※ネタバレ注意です
<十戒 あらすじ>
リゾート開発の視察ため、孤島の別荘を訪れた9人。しかし島内は予想外の変貌を遂げていて……そんななか、不動産会社の社員が殺され、犯人から届く「十戒」
「殺人犯を探してはならない」ことを強いられた、8人の運命は?
方舟・十戒の文庫化予定は未定。予想はいつ頃?
2024年3月現在、2作品の文庫化予定は発表されていません。当ブログ管理人わんこたんは「2025年に方舟、2026年に十戒が文庫化」と予想しています。
<理由>
新潮社では発売から2年半が文庫化の目安。
人気作品はさらに文庫化が遅くなる傾向あり。早川書房の大ヒットSF小説「三体」は2019年発売から5年後にようやく文庫化されました。
参考:
出版社のお仕事 小説が本になるまで 〜いずみ委員 新潮社に潜入する〜 |読書のいずみ |全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
「方舟」「十戒」も人気作品。文庫化まで最低3年は必要では、というわけで、それぞれ「2025年」「2026年」と予想しています。
AudibleはAmazonが提供する本の朗読サービス
2024年5月現在、「方舟」は
これまでAudibleを使ったことがない方であれば、
一方で、地下に閉じ込めらる恐怖や焦りが、声を通して伝わってくるのはAudibleならでは!好みに合わせて読み分けてみるのはいかがでしょう?
方舟・十戒 著者 夕木春央さんについて
2019年「絞首商会の後継人(出版時には「絞首商會」に改題)」で第60回メフィスト賞を受賞し、デビュー。
以下に著作を並べました。※書影クリックでAmazonのページにジャンプします。
『僕の想定の読者は、僕なんです。自分が読者として読んだときに面白いと思えるものを、これからも書いていきたいです。』と語る、夕木さん(※)
管理人わんこたんは、今後夕木さんの他の著作も読んでいく予定です!
※「方舟」夕木春央さんインビュー 「愛されないことの責任はどこに」ミステリーで問う|好書好日
方舟と十戒の見どころを解説
方舟と十戒を比較しつつ、ネタバレなしで見どころを解説します。
短くて読みやすい なのに濃すぎるミステリー
方舟、十戒ともに、約300ページなので、ミステリーとしては短めです。サクサク読めるので、長編が苦手な方にも安心。
それでいて、ギュッと詰まった展開に、濃厚な読書体験を味わえます。
管理人わんこたんは面白すぎて一晩で一気に読んじゃいました。面白すぎて読み終わった後は衝撃で呆然となること、間違いなし。
ズバリどちらの方が面白い?
この質問ほんとにほんとに難しい!
わんこたんは、トリックがしっかりしている分、方舟の方が好みでしたが、これは人によるでしょう。
ぜひ2冊読み比べていただけたらと思います。
本編だけじゃない。表紙にも要注目
方舟も十戒も、一見すると何をモチーフにしたかわからない、どことなく不気味な表紙。本編を読んでから、表紙を見返すと、なるほど、これを表していたのね、と納得すること間違いなし。
表紙で楽しめるのも、魅力の一つなのです。
読み終わったら解説サイトで2度おいしい
方舟、十戒ともに、読了者向けの解説サイト(講談社の公式サイト!)が準備されています。本を読んだ人でないとわからないログインID/パスワード入力が求められる徹底ぶり。
この解説がネタバレ全開でとにかくおもしろいので、読み終わったら忘れずにチェックしましょう。
- 方舟:
- 十戒:
方舟•十戒 みどころまとめ
ここまで解説した、方舟・十戒のみどころをまとめました。
- 300ページにギュッと詰まった濃厚ミステリ
- 読み終わったら放心するほどの衝撃。2度読み必至。
- 表紙の深読み&解説サイトなどもあますことなく楽しんで。
- 基本は方舟→十戒の順に読もう。
迷ったらまずは方舟から、ぜひ読んでみてくださいね。
方舟•十戒だけじゃない。他のおすすめ作品と記事
方舟、十戒ともに、閉じ込められた舞台で発生する事件を解説する「クローズドサークルミステリーもの」となっています。
以下の記事では「そして誰もいなくなった」など、クローズドサークルミステリーの基本形を紹介中!ぜひお楽しみください。
▶最初に読みたい!クローズドサークルな小説 おすすめ3冊 - わんこたんと栞の森