なんとなく元気がない。本は好きだけど、読む気力もわかない。
そんなあなたに「元気が出る」をコンセプトに、ゆるっと読めるおすすめ本をご紹介。
記事の上にいくほど、柔らかくて、疲れていても読みやすい作品となっています。あなたのこれくらいなら読めそう、というストレス度合いに応じて、本を選んでみてくださいね。
文字を読むのもしんどいなら、朗読版もおすすめ!
ストレスフリーで読めるエッセイ・ノンフィクション
とにかく元気が出ないあなたに。ゼロストレス、ゼロカロリーで読める3作品をとりそろえてみました。
こっそり癒されたいあなたに。おつかれ、今日の私。/ジェーン・スー
おつかれさま。そういってもらえるだけで、どんなに心がほっとすることか。
結果がでなくても、失敗しても、落ち込んでもいい。生きてるだけで、生活するだけで、おつかれさま。
あなたをこっそり癒して、明日への元気をくれる、「おつかれさまと言ってくれる」エッセイ集です。
一篇が短いので、読みやすいのも◎。
- 著者:ジェーン・スー
- 発売:マガジンハウス 2022/12/8
- Kindle Unlimited:対象外
- Audible(聴く読書):聴き放題対象
→おためし5分を聴いてみる
おためし部分だけでも、「おつかれさま」を聴けます。リンク先で「▶Audibleサンプル」を押してみてください。
文字を読むのも疲れちゃったあなたに。ちょっと低めで落ち着いた、早水 リサさんの声で耳から癒されてほしい!//合わなければ体験中の解約OKで安心\\
頭空っぽになりたいあなたに。そして誰もゆとらなくなった /朝井 リョウ
何者で戦後最年少の直木賞受賞作家となった朝井さんが、その人間観察力と、巧みな比喩表現(?)を駆使してつむぎだしたのが、このそして誰もゆとらなくなった。
結果、なぜか朝井さんのヤバい部分が曝け出される、爆笑エッセイが誕生してしまいました。
「笑い」で元気をもらいたいあなたには、特におすすめの1冊。電車で読むの、ダメ、ゼッタイ。
- 著者:朝井リョウ
- 発売:文藝春秋 2022/8/8
- Kindle Unlimited:対象外
- Audible(聴く読書):聴き放題対象
▶︎1分間の試聴はこちら(リンク先で「▶Audibleサンプル」を押下)
朗読版のやばいところは、書籍と違って先が見えないこと。1文字先は闇。急に飛び出す爆笑攻撃。あなたは耐えられるか!?
//合わなければ体験中の解約OKで安心\\
なお、肝心の直木賞受賞作何者は、読む人にとっては薬にも毒にもなりうる、「めちゃくちゃ心にくる」作品。あなたの心が元気になったら、ぜひ読んでみてくださいね。
人間をお休みしてヤギになってみた結果/トーマス・トウェイツ
人間つらい。人間やめたい。
そこでヤギになってやる!と思い立った男。トーマス・トウェイツ。彼は果たしてヤギになれるのか!?
少なくともこの本を読んでいる間は人間をお休みできますので、ちょっと人間を休みたくなったあなたはぜひ!
ところで、このトーマス・トウェイツさん。ちょっと思い立ってトースターを自作したこともあります。
まず電気店でパーツを……いえいえ、鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを……え、そこから!?
元気が出て、前を向ける小説
エッセイもいいけれど、元気の出る物語を読みたい!そんなあなたに、心が前を向ける小説、4作品を集めました。
成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈
成瀬はこの夏を西武に捧げるという。
コロナ禍真っ只中、滋賀県大津駅前にある西武の閉店まで残り1ヶ月となったある日の成瀬の決心とは
ちょっと変わった、まっすぐな女子学生成瀬と、彼女を取り巻く人々。今を生きるみんなの青春群像劇。あなたも誰かを応援したくなる、誰かを応援すると、不思議と自分も元気になる。そんな1冊です。
プロジェクト・ヘイル・メアリー/アンディ ウィアー
地球のピンチに立ち向かうのは、孤独に宇宙をさまよう男。しかし彼には記憶がなくて……
ひとりぼっちで記憶がなくてもへこたれない!科学の知識とクラフトで、解決策を導く男の運命は予想外の方向に!?
冷たい宇宙の、熱くて暖かい物語に、あなたもきっと、元気をもらえるはず。
プロジェクト・ヘイル・メアリーは2026年に映画公開が決定。映画情報などを紹介しています。記事の途中まではネタバレなしで読めるので安心!
人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル/竹田 人造
まさに「読むB級ハリウッド映画」のような一冊。
トラブル巻き込まれ体質、AI技術者三ノ瀬と、ふざけているようで底の見えない胡散臭い系金髪犯罪者、五嶋。
2人のコンビが一攫千金を狙って、右往左往。コンビの軽妙なやり取りと、技術面のしっかりした描写のギャップがクセになる。近未来犯罪SFです。
人間の仕事がAIに奪われる!と言われて久しいですが、やっぱり最後は人間が泥臭く頑張らないと始まらない。読むと、不思議と元気をもらえますよ。
エヴァーグリーン・ゲーム/石井仁蔵
チェスに人生を賭ける4人の物語。運命のトーナメント戦。極限の戦い。4人は最後に何を見出すのか??
将棋と比較したチェスの見どころや面白さを紹介しつつ、手に汗握る戦いの様子を描いた物語。
4人の中には辛い背景を持つ人物もいるので、辛い物語を読みたくない人にはお勧めしませんが、読めば何かに挑戦する元気をもらえること、請け合いです!