
綾辻行人 館シリーズの7作目にして文庫全4冊の大長編ミステリー、暗黒館の殺人。
とにかく長い上に、その怪奇幻妖っぷりは過去最高レベル。館は全4棟あり、登場人物の血縁関係も複雑。さらに視点はあちこちに跳躍し、読み切るだけでなかなか大変な作品です。
というわけで、全4冊まとめてではなく、1冊ずつ感想を書くことにいたしました。
第3巻では18年前の事件の詳細がメインに。次々に明かされる浦登家のやばすぎる因習。そしてラストは劇的な展開へ……!?(ところで江南くん、どうなったん?)
第3巻は2件目の殺人の考察~18年前の事件考察!
あくまで暗黒館の殺人 第3巻までの内容を記載していますが、核心に触れる箇所や、過去のシリーズの内容に触れている箇所があります。未読の方は充分ご注意ください。
- 江南氏が十角塔から落下するまでの経緯
- 江南氏の正体、旧北館火災の真実を考察
- 第二の殺人 望和殺害のさらなるヒント
- 第二の殺人 望和が殺害時に描いていた絵
- 浦登家の因縁 そして玄児にイライラするなど
- もったいぶる玄児にイライラ
- 中也の過去と変調
- 伝声管が傷んでいる という情報
- 一成の絵画が、玄洋殺害現場の第二書斎にもあった!
- 18年前 玄洋殺害と卓造自殺の状況が明らかに。果たして犯人は?
- 始祖 ダリアの狂乱と<肉>の正体
- 暗黒館の殺人 浦登家の詳細な年表
- どうあがいても「死ねない」浦戸家の因習
- 柳士郎の玄遥に対する恨み
- 鬼丸老についての考察
- 美鳥と美魚の姿が明らかになる劇的なラスト
- 年代トリックのヒントは第3巻にも
- 暗黒館の殺人 第3巻で解決した謎
- 第4巻へ続く!
以下の、第1巻で考察された前提情報をもとに読み解いていきます。第2巻の状況からも、情報の内容にはおそらく間違いないでしょう。
- 江南孝明が黒いセダンで暗黒館を訪れたのは1991年9月23日のこと
- 玄児、中也が登場し、十角塔から正体不明の青年(自称:江南)が落下したのは1958年9月23日のこと(1991年とミスリードされている)
- 年齢的に、中也=若かりし中村青司かも?
便宜上、1991年の江南孝明くんを「江南くん」、1958年に塔から落下した自称江南青年を、「江南氏」と呼称します。
江南氏が十角塔から落下するまでの経緯
「江南氏は外から暗黒館にやってきたのではなく、最初から十角塔に秘密裏に幽閉されていたのが、地震がきっかけで落下して発見されたのでは?」
とも考えられましたが、首藤利吉の隠し球?として外部から連れてこられた人物のようです。
利吉氏に連れられ黒い車で暗黒館へ。途中で車は事故に遭い、利吉氏は死亡。江南氏も負傷しながら暗黒館に向かったことが示唆されました。
さらに、江南氏には以下のような記憶があります。
- あなたはわたしが産んだ子じゃないの、という記憶
- 激しく燃え猛る凶暴な炎の夢
江南氏の見た炎の夢。もしかして暗黒館の旧北館 炎上に関するもの?
江南氏の正体、旧北館火災の真実を考察
18年前(1940年)の旧北館炎上。玄児も火災に巻き込まれています。
玄児本人はこの火事のことを覚えていませんが、第3巻で以下の発言が。
- 玄児はいったん死んで蘇った
- 玄児は火事以前の記憶がない
- 玄児はダリアの血を引き、宴で<肉>を食したことで、不死性の第二段階「蘇り」を獲得したとみなされた。→「特別」と称される
- 玄児の左手首の傷は「聖痕」。始祖ダリアにも同じ傷跡があった。
……こ、これは……
ミステリーで大火災で蘇りで記憶喪失。とくれば、定番トリック「入れ替わり」を疑いたくなってしまう、というもの。
当時9歳の玄児と入れ替わり可能な同年代の男子。となると、使用人諸居静の息子、忠教しか思い当たりません。
何故入れ替わったのか?火事の混乱のため?それとも意図的に??
そして忠教のスペルはT。江南氏の持っていた懐中時計のT.E.の「T」と合致するじゃないですか。(おいおい、じゃあEは何なんだ)
入れ替わりのハードルとして「顔が違う」というのがありますが、玄児・忠教ともに、火事で顔に大けがを負ったのかもしれません。
- 旧北館の大火事で玄児と忠教は入れ替わった。その際に玄児も忠教も、顔の見分けがつかないほどの大けがを負う。(玄児の顔のけがは、あえて作中では明示されていない)
- 記憶を失った忠教は「玄児」となり、死からよみがえったダリアの力の継承者として扱われる
- 一方の玄児は「忠教」となり、静とともに屋敷から出ていく。(T.Eの懐中時計を一緒に持っていく)
- 入れ替わりに気づかれないよう、状況を知りうるもの(屋敷の使用人)を大勢解雇。
- 「忠教」は江南氏として、首藤利吉氏に連れられ、1958年に暗黒館に舞い戻る
- つまり、玄児=「忠教」=「江南氏」という構図が成り立つ。な、なんだってーーー!?!?!?
札入れの写真「着物姿の中年女性とやせっぽちの子供」は「玄児」になる前の忠則と静の写真とか?それとも「忠教」になる前の玄児と静の写真?
江南氏には、玄児いわく「ちょっとした肉体的特徴」があるようなんですが……
そして、江南氏の身元のヒントになりそうな「大事な懐中時計」は慎太が持ち出してしまいましたが、この懐中時計、柳士郎氏にとって重要な意味を持つようです。
さらにこの説だと江南氏は浦登家の血を引くはず。どこか見た目がにていたりするのでようか?
柳士郎と江南氏、第3巻で対面しましたが、柳士郎は白内障で江南氏の姿がよく見えません。ただし「江南(えなみ?)」の名字には覚えがありそう。ここも何かの伏線になるのか?
第二の殺人 望和殺害のさらなるヒント
第3巻で2つの重要な情報が明らかになりました。
①アトリエからの脱出経路にはもうひとつの隠し通路があった
もうひとつの隠し通路を犯人が使用しなかったのは
- 隠し通路の存在を犯人が知らなかった
- 体格的に隠し通路を使えなかった
上記2つの理由が考えられます。
体格的に、というところで、身体的に結合している美鳥美魚姉妹も隠し通路を使えないのではないか、と中也は思い当たったのですが……
実際には2人の身体は「結合していなかった」ので、この推理は当てはまりません。
②市朗少年が逃走する人物を目撃していた
市朗少年の目撃情報を確認すべく、面通しが行われることに。(第4巻へ続く)
逃走する人物は、市朗少年の見覚えのある顔だった、ということは、市朗少年が暗黒館で出会った人物か、江南氏の札入れに入っていた写真の人物のいずれかが犯人でしょうか。
(この一族、禁忌の姦通が多すぎて、みんな顔似てたりするから、あんまりあてにならないんだよなあ)
第3巻で市朗少年の目撃と「顔が一致しない」と明言されたのは以下の通り。
伊佐夫、げんじ、鶴子、中也
第二の殺人 望和が殺害時に描いていた絵
望和が殺害されたときに制作していたのは、女性=カンナを組み敷いた、白髪を振り乱し3本指で翼をもつ、異形の化け物の姿でした。
玄児はそれを見て気づきます。
- 自分の父は柳士郎ではなく、卓蔵でもなく、実は玄遥なのでは?
- 柳士郎にとって自分は禁忌の子。自分を塔から出したのはなぜか?
果たして玄遥の血液型は予想通りAかABなのか?ー
しかし、「こんなに髪ふさふさだったら卓蔵のはずがない」と言わしめられる卓蔵氏。望和の絵だけでなく、18年前の殺人事件についても、髪型のせいで卓蔵氏は容疑者から除外されます。
生前はさぞかし髪のことを気にしていたに違いない。
わんこたん的には、望和殺害の動機にこの絵が関わっているような気がするんですよね。
望和は、この絵に、なにか核心的な秘密を書き足そうとしたのでは?そのことに気づいた犯人が、秘密を隠すために望和を殺害したのではなかろうか?
浦登家の因縁 そして玄児にイライラするなど
そもそも、玄遥は自分の娘、桜を妊娠させていた。よってカンナの実の父親は卓蔵ではなく玄遥である、というショッキングな事実が明らかに。
さらに玄遥は実の娘、カンナまでも妊娠させます。玄児の血液型はA、柳士郎とカンナがB。玄遥の血液型はAなのでしょうか?
※血液型にはいろいろ偶然の変異もあるので、実査には血液型だけでは親子判定の根拠にはなりません。参考:O型とB型の両親からA型の子
なにこの、姦通だらけのいやすぎる一族
もったいぶる玄児にイライラ
浦登家に伝わる因習と18年前の事件について、ついに玄児から中也に(読者に)語られます。
でも玄児がもったいぶってなかなか核心に近づかないので、中也イライラ。もちろん読者のわんこたんもイライラMAXw
あと、玄児が自分の血液を勝手に中也に注射するってのが信じられん。(ダリアが玄遥にした治療のまねらしいのですが、ダリアは注射せず飲ませています)
血液型が一致してるからいいってもんじゃないのよ血液はね、汚物!汚物なの!変な肉食ってるあんたの血液、やばい肝炎ウイルスもってんじゃないの?それを注射するとか最低すぎるわプンプン
と、読みながらどんびきする、管理人わんこたんでした(笑)
その他、玄児について以下のプロフィールも明らかに
- 泳げない(泳いだ経験がない)
- 達筆とは言えない、極端に右上がりの鋭角的な文字を書く
ちなみに中也(中村青司)は几帳面な、活字みたいな字を書くそうです。この描写、過去の館シリーズでも触れられていたっけ?
中也の過去と変調
中也の父の名は保治、母の名は暁子。
11年前火事で母親を亡くしており、自分がその原因かも?という自責にさいなまれています。
当初は不老不死なんて信じていないのに、徐々に浦登家の因習に精神が引き込まれていく中也。
玄児「いったんは去っても、いつか君はここに帰ってくる。俺には分かる」
中也(中村青司)は、どのようにして暗黒館に戻ってくるのでしょうか?
伝声管が傷んでいる という情報
暗黒館の伝声管が傷んでいるため、西館から南館への連絡が東館(客間)でも聞こえてしまう。とのこと。
屋敷のあちこちで不気味な声がしたとしても、これで説明が付きそうです。といっても、これがどう伏線・ヒントになるのか、さっぱりわからんのですが。
一成の絵画が、玄洋殺害現場の第二書斎にもあった!
藤沼一成の3枚目の絵画を発見。
八方に鎖が伸びた蜘蛛の巣のような物体に、上下を逆転した懐中時計。
鏡をイメージしたかのような空っぽの額縁の壁部分に直接絵を描いているようです。時計が示した時刻は6時半。
これは何を意味するのでしょうか?上下を反転させているのは。時間への逆行(不老不死)を表現している?
それとも上下逆転の時計=落下する時計=江南氏の訪れを表している??
18年前 玄洋殺害と卓造自殺の状況が明らかに。果たして犯人は?
18年前の9月24日<ダリアの日>に、初代玄遥が殺されかけ、その娘婿卓蔵が北館の自室で首を吊った事件。
玄遥がおそわれたのは夜中の11時37分。直後11時50分頃に玄児が遺体のそばで見た、こちらをにらむ人影はなんだったのか?
もしかすると定番の鏡のトリックかも?と思いましたが、暗黒館は客間の東館の1箇所を除いて鏡はないはず。
人影が実在の人物ならば、タイミング的に柳士郎と鬼丸は容疑者から除外。
人影の「ぼさぼさの乱れた髪」から卓蔵も除外されます。
上記以外に当時屋敷にいたのは美惟、望和、野口先生、使用人は鬼丸老と諸居静とその子 忠教、その他大勢の使用人たちですが、この中に犯人はいるのでしょうか?
始祖 ダリアの狂乱と<肉>の正体
自らの容姿に衰えを感じ焦ったダリアは、13人の村人を拉致して十角塔の座敷牢や地下室(現在は封印)で人体実験を行います。結果、13人の村人が死亡
人骨の沼の骨はそのときのもの。てことは浦登家、もはや誰から恨みをかってもおかしくないのでは。
13人なんて、かのハンガリーのエリザベート・バートリに比べたらなんてことはない、と玄児はいいますが、いやいやだめでしょやばいでしょ。
玄児が産まれるずっと前に影見湖でおぼれ死んだ使用人の親子っていうのも、実は人体実験に使われていたりして……もしそうならば、彼らの家族であった鬼丸老は、浦登家・浦登ダリアに深い恨みを抱いていることになります。
え?鬼丸犯人説、ある??
その後新たな境地に至ったダリアは、自分の肉を小分けにして子孫にくわせ、不老不死の力をわけあたえることを思い立ちます。おぇ……30年前の肉。塩漬けにしときゃいいってもんじゃないで。変な肉食ったらいかんって、天使の囀りで言ってたよ。
ダリアの部屋に残された、玄遥との出会いの仮面と、刑罰の為の仮面。これは中也(中村青司)の後の作品、奇面館のベースになっているのか……?
暗黒館の殺人 浦登家の詳細な年表
地味に気になっていた、柳士郎、卓蔵の婿入り経緯も明らかになり、各できごとの時期もあきらかになりました。
※浦登家は短命の家系、浦登という苗字は玄遥の創作、などの情報あり
※「〇年前」は1958年を起点
1874年 玄遥、すずと結婚。2人の子ども(玄太、百合)を授かる
~1884年 すず、玄太、百合を相次いで亡くす。
1885年 玄遥37歳。ダリアとヴェネツィアで出会う
1892年 玄遥44歳。ダリア29歳。 第1子 桜誕生。
1894年 第2子玄徳誕生(早老症で幼くして死去)
1910年 桜18歳 卓蔵28歳で結婚(すでに桜は玄遥の子を妊娠)
1913年 ダリア50歳。不老不死を求め人体実験が秘密裏に行われる
1928年9月24日 ダリア65歳。家人によって自分を刺殺させる
このとき玄遥は80歳、卓蔵は46歳、桜36歳、カンナ17歳、美惟と美和は10歳前後
(ダリアの肉体は<肉>となって、毎年ダリアの宴で供される)
1928年11月30日 旧北館の大火災
1929年秋 柳士郎が浦登家に婿入り。
直後のダリアの日に、柳士郎は<肉>を食べる(血縁者以外で初めて肉を食べる)
1931年8月5日深夜 玄児誕生。玄児の出産が原因で母親カンナ死去。
1931年秋 桜 39歳で自死。
1940年9月24日 (18年前のダリアの日)玄遥が殺害(未遂)される。卓蔵が自殺。
1941年 征順が望和と出会う。
どうあがいても「死ねない」浦戸家の因習
当初から仄めかされていましたが、浦登家は「不老不死」に固執する一族でした。
光を避け闇を愛し、ダリアの肉を食すことで
- 第一段階:不死の獲得
- 第二段階:事故その他で死んでしまった場合の再生・復活
- 第三段階:不老性の獲得・鏡に写らなくなる
上記のような段階で進化(?)できるらしい。(段階をすっとばすこともありうる)
なんだか第二段階のほうが難しそう(?)ですが、老化は(通常)死より前に訪れますから、第三段階に至れたかどうかは、最も初期段階でわかるんですよね。
「ああ、老化が始まってしまったけど、まだ第二段階、第一段階に至る道は残されているぞ」と、希望を残すためこの順序なのかなあ。
「死にたくても死ねない」という謎めいた言い回しについても、ようやく全容が明らかに。自殺は、この因習においては最大の禁忌事項。
禁忌を犯したものは、容赦なく惑いの檻にぶちこまれます。
- (桜 卓造)自殺する→禁忌なので惑いの檻にぶち込もう
- (玄よう)殺されかけて一命は取り留めたが、元のような知的機能を取り戻せなかった
→中途半端なので惑いの檻にぶち込もう
ダリアの祝福的に、寿命で死ぬのはありえない。となると、どうやらこの家、まともに死んで弔ってもらう方法が皆無では…?嫌すぎる。
さらに玄遥は、まさかの生存説まで。生きていたら110歳ですが…本当に本人なのかなあ。玄遥のふりして誰かがこっそり惑いの檻にいる、とかないですか??
柳士郎の玄遥に対する恨み
柳士郎も不老不死を求めてはいます。一方で、柳士郎の愛する妻カンナを犯した、義祖父 玄遥のことを強く恨んでいるのだろう、と玄児は考察。
玄遥の血を絶やし、外部の血を入れていこうとしているのでしょうか。
鬼丸老についての考察
ここでわんこたん気づいちゃいました。
玄遥のお世話(?)のため、惑いの檻に出入りする鬼丸老。だぶだぶの黒衣を着ているようですが、このタイミングを利用して誰かにすりかわることも可能ではないでしょうか?
まさか!鬼丸老は双子で、片割れが屋敷内を自由に歩き回り、殺人事件を起こしていたのでは???(どんだけ双子がおるんや)
というわけで、管理人わんこたん「1958年パートの殺人事件の犯人は鬼丸老」説をおしたいとおもいます!!!
美鳥と美魚の姿が明らかになる劇的なラスト
階段から転落したことで、シャム双生児の美鳥と美魚が分離!もちろん引きちぎれたわけではなく、その姿は「すでに分離手術をされた」状態でした。
まさか第1巻時点での冗談みたいな予想が現実のものになるとは……

肉体の結合は解消していても、2人の精神の分離は果たされていないかったのですね。これは予想外。美鳥は無事でしたが、美魚は意識不明……かわいそうなので助かってほしいわあ。
だって意識戻らないと、因習的に「惑いの檻」に入れられちゃうじゃん(´;ω;`)ブワッ
年代トリックのヒントは第3巻にも
1958年を示す描写、2か所気が付きました。タバコの件はよくわからん。
- 隠し通路だらけの暗黒館について、「乱歩や正史と云わず、当代の探偵小説作家をみんな招待してみては?」と冗談めかす中也。
1991年だったら、江戸川乱歩(1894-1965)も横溝正史(1902-1981)も「当代」とはなりません。 - 第1巻で江南くんが暗黒館のある影見湖にたどり着いたとき、「鮮やかな夕日が広がりはじめた空の下、赤く染まった水面を」と、情景が描写されています。
一方、江南氏の回想では、湖に到着した際は曇り空で、湖面の色は鈍色でした。
まさか、誰かさんの色覚障害じゃあるまいし。 - 第1巻を読み直すと、中也が玄児から「両切り煙草のピース」をもらっていたり、江南氏が茶色いフィルターのタバコを吸っているシーンがあります。
多分このあたりも年代のヒントだとは思うのですが……管理人わんこたん、タバコは全く詳しくないので、ピンときません。誰か解説してほしい......
暗黒館の殺人 第3巻で解決した謎
第1巻と第2巻で浮かんだ謎のうち、以下は解決。
- ダリアの宴の直前、鶴子が中也に見せたまなざしの意味
→鶴子も不老不死の肉を欲してこの家に仕えているので、肉を得た中也のことを羨んでいたのですね。 - 館に埋められた大量の人骨
始祖ダリアの人体実験の犠牲者でした。ぎゃーーー。 -
美鳥・美魚姉妹「玄遥は特別だけど失敗」「成功の方はいない」「玄児は特別」といったセリフの意味
-
征順「私たちの生命そのものが、暗黒館というこの屋敷に繋がれ、囚われてしまっているような(中略)」のセリフの意味
- 影見湖を染めた「人魚の血」が「吉兆」である、とは?
- 早老症は浦登家に生まれる者にとって宿命的なリスクである、とは?
- 望和について玄児が述べたこと。「死にたいと願っても彼女は死ねない」とは?
- あの<宴>は何なのか?
- あの料理(肉)は何だったのか?首藤と茅子がありつこうとしている?
- ダリアとはいかなる人物だったのか?
- <惑いの檻>とは?
上記はすべて「ダリアの狂気と不老不死を求める浦登家の因習」「自殺は最大の禁忌」「肉は人肉(ダリア)」「不老不死を求める反動で、不老症の子供が産まれることがある」などなど、玄児からの説明で、解決かな?
- 玄児はなぜ<十角塔>に幽閉されていたのか?
→出産時に母カンナを「殺した」ことで、柳士郎から恨まれたためだろう、と玄児は考えていましたが、なにか他に理由がありそうな…… - 市朗が見つけた、黒い車のそばの死体
→外出中の首藤氏で確定かな?首藤氏はそもそも「江南氏を暗黒館の連れてくるために」外出していたようです。
第4巻へ続く!
長かった、第3巻。他の巻よりもページ数が多く、だいぶ疲弊しながら読みましたが。殺人事件の犯人はともかく、浦登家の過去と因習についてはだいぶすっきりしたかな。
あとは事件の解決のみ!
- 予想通り玄児と忠教は入れ替わっていたのか?
- 鬼丸老は「2人いる」のか?
- 江南くんは無事なのか?
緊張しながら最終 第4巻に突入したいと思います!




記事内のリンクには広告を含みますが、本の感想は全て正直に楽しく書いてます。ぜひ最後までお楽しみください★
