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2024年最新 おもしろくて読みやすい!初心者おすすめSF小説5選 

記事内のリンクには広告を含みますが、本の感想は全て正直に楽しく書いてます。ぜひ最後までお楽しみください★

 

「有名なSF小説」を読んだけど、いまいち。SF小説は難しくておもしろくない。そんなイメージありませんか?

大丈夫!するする読めて、がっつりおもしろい。そんなSF小説もあるんです。
おもしろくて読みやすい!をコンセプトに、おすすめSF小説を紹介します。

 

なぜSF小説は難しいと思われがちなのか

「傑作」とされる有名SF小説のなかに「初心者向けじゃない」作品が多数混ざっているのが、大きな原因かなと思います。

 

  • 夏への扉/ハインライン
    →タイムトラベルの傑作だが、いかんせん古いし主人公に感情移入しづらい。

  • 1984/ジョージオーウェル
    →超管理社会というディストピアの傑作。ずっと暗くてしんどい。

  • 幼年期の終わり/アーサー・C・クラーク
    →頭いいこと言ってるんだろうけどよくわかんない。

  • 三体/劉 慈欣
    →めちゃくちゃ面白いよ!面白いけど冒頭の文化大革命から始まる中国近代史は、とっつきにくい。

 

上の4冊、どれもSF史上に残る大傑作なのは間違いなし!ですが、お世辞にも読みやすいとはいえず。

でも大丈夫。SF小説ってこんなにおもしろいんだぞ~、読みやすいのも、たくさんあるんだぞ~ということを伝えたくて、この記事を書きました。

あなたのSF小説とのファーストコンタクトをこの記事で探してみてくださいね。

 

おもしろくて読みやすい!最強のSF小説

ここはすべての夜明け前/間宮 改衣

ここはすべての夜明け前
ここはすべての夜明け前
 

 

いきなりひらがなばっかり!読みにくいじゃないか!

なんて怒らないで~。決して読みやすい文章ではない。けれど、のどが渇けば水を飲むように、雨が降ったら土に水がしみるように、本当に心に沁みるSFなのです。

九州の山奥で、かぞく史を書くわたし。始まりは100年前、わたしがゆう合手術じゅつを受けた時のこと。わたしに起きたこと、わたしがしてしまったこととは……?

 

  • 著者:間宮 改衣
  • 発売:早川書房 2024/3/6
  • Kindle Unlimited:対象外
  • Audible(聴く読書):対象外

 

 

プロジェクト・ヘイル・メアリー/アンディ・ウィアー

プロジェクト・ヘイル・メアリー
 

 

あらすじ……は書けません。とにかく何から何までネタバレ厳禁な作品なのです。でも大丈夫、安心して読んでほしい!

読みやすくて、楽しくて、心が温かくなって、科学が好きになる。そんな最高の読書体験をわんこたんが保証します。

 

  • 著者:アンディ・ウィアー
  • 翻訳:小野田和子
  • 発売:2021/12/16 早川書房
  • Kindle Unlimited:対象外
  • Audible(Amazonの朗読サービス):聴き放題対象
    5分間の試聴はこちら
    ※リンク先の「▶サンプル」を押下してお聴きください

    Audible版だけで聴ける「音」がある珍しい作品。これ以上はネタバレのため、聴いてからのお楽しみ!

    聴く読書なら、旅行の移動中でも乗り物酔いせず、風景を楽しみながら宇宙の旅にダイブできます。ぜひお試しを!
    合わなければ体験中の解約OKで安心

 

紹介記事はこちら

ちょっとだけ中身が気になる……という方は、こちらをどうぞ。ネタバレ要注意!

文庫化はいつ?映画化も?プロジェクト・ヘイル・メアリー イラスト付き感想と解説 - わんこたんと栞の森

 

新世界より/貴志祐介

\\全3巻!Kindleの合本版がおトクです//

新世界より(合本版)
新世界より(合本版)
 

 

■■年の日本。神栖66町の集落。現代社会より、かなり質素ではあるものの、人々はごく普通の平和的な生活を送っていました。

皆、呪力を使えること、変な生き物を使役していること、そして、時々こどもが消えることを除いては。

徐々に明らかになる世界の真実と、絶望に立ち向かう少年少女。

文庫版で上中下巻の大ボリュームですが、謎が謎よぶ展開に、どんどん読めてしまうはず。科学や機械の小難しい説明は苦手…という方にもおすすめしたい作品です。

 

  • 著者:貴志祐介
  • 発売:講談社 2008/1/24
  • Kindle Unlimited:対象外
  • Audible(聴く読書):対象外

 

 

円 劉慈欣短編集 /劉 慈欣

円 劉慈欣短篇集
円 劉慈欣短篇集
 

 

劉慈欣さんの大人気SF小説、といえば三体ですが、あまりにも長編すぎて、いきなり買うのはちょっと……という方におすすめしたいのが、この円 劉慈欣短編集。

表題作の「円」は三体の一部シーンを抜粋して、歴史SF短編として改稿したもの。これがまあ、めちゃくちゃに面白い。まさに「三体の体験版」といった作品。

 

秦の始皇帝と荊軻。歴史上では「暗殺対象」と「暗殺に失敗した暗殺者」という2人ですが、この作品では荊軻が始皇帝の部下に。

不老長寿を追い求める始皇帝に対し、荊軻は完璧な図形「円」にこそ、不老長寿の秘密が隠されていると説きます。紀元前の時代に円周率10万桁計算。その驚きの方法とは?

ということで、後は読んでのお楽しみ!

 

もちろん他の収録作も傑作ぞろい。SF初心者にこそ、おすすめしたい短編集です。

 

  • 著者:劉慈欣
  • 翻訳:大森望、泊功、齋藤正高
  • 発売:2021/11/17 早川書房
  • Kindle Unlimited:対象外
  • Audible(聴く読書):対象外

 

 

人間たちの話

人間たちの話
人間たちの話
 

 

気候変動で凍りついたり、超監視社会だったり、宇宙のラーメン屋だったり。どんな世界でも冷静に、淡々と生きていく人間たちの物語。

こんな世界あり?こんな社会あり?そんな、SF的思考実験の楽しさを味わえる、おすすめの1冊です。

 

  • 著者:柞狩湯葉→作品一覧はこちら(Amazonのページ)
  • 発売:早川書房 2020/3/18
  • Kindle Unlimited:対象外
  • Audible(聴く読書):対象外

 

 

初心者おすすめSF小説 まとめ

SF小説の入り口にぴったり!な5作品を紹介しました。この記事をきっかけに、SF小説の面白さに触れて、いろんな作品を楽しめてもらえたら嬉しいです。

 

読みはじめたらとまらない小説 あります

以下の記事では読みはじめたらとまらない、をコンセプトに、ミステリー、SF小説を紹介中!合わせてどうぞ。