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関東庇番衆について生没年含むまとめ / 逃げ上手の若君

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関東庇番衆の状況&生没年(史実)まとめ

CAUTION!!
武将の生没年など、今後の展開(史実)を記載しています。
ネタバレにご注意ください!!

足利直義 あしかがただよし 

生没:1307〜1352

足利尊氏(ラスボス)の弟で、
関東庇番を従えて、
北条亡き後の鎌倉を支配。
計算高く、お堅い。金策も得意。
兄である尊氏を尊敬する一方で、
兄を畏れるような言動をとることも
史実ではこの後いろいろあって、、、
(さすがに書けない)

 

斯波孫二郎 しばまごじろう 

生没:1321〜1338  

寄騎※アシスタント的な役割

13歳という少年でありながら
本間と渋谷が鎌倉を襲撃した際に
地理的状況から増援の動きを見抜く
策士な側面
彼の策略で75話で海野さんが戦闘不能に。
なんてこったい。

庇番においては基本的にツッコミ側、
渋川殿に軽口を叩く姿もあり。
史実では3年後に亡くなるようですが、
本作ではいかに?

斯波孫二郎=斯波家長については、こちらの記事
より詳しい史実データをまとめています。

bowbookwow.com

 

渋川義季 しぶかわよしすえ 

生没:1314〜1335

一番組筆頭

真面目、堅物。
武器はめっちゃなが〜い刀!
いきなり相手に一騎討ちを申し込み、
応じないと勝手にキレて自己強化。

実は史実では中先代の乱の時行に敗れ、
後述の岩松氏と共に自刃。
おそらく敗北確定なのですが、
逃げ若でどのように描かれるのか、
楽しみ!

 

岩松経家 いわまつつねいえ  

生没:?〜1335

二番組筆頭

軟派でチャラ男風。
よく女を侍らせている。
バットマンみたいなマスクに
サーフボードを抱えてます。
と思いきや、
サーフボードをパカッと開けると
モンハンに出てくるような大剣が!
女がいると1000倍強くなるとのこと。

女を絶って強くなる(自称)タイプの
海野幸康氏とぶつかる展開もあるか?

渋川氏と共に中先代の乱で敗れるのですが、
逃げ若ではいかに?

 

なお兄の岩松四郎は73話で、
一足先に時行勢と交戦し
無事6ページで敗北させられています。

 

渋川と岩松については

斯波「あの2人化け物ですもんね」
上杉「渋川殿、岩松殿とやりあう敵が可哀想だ」

とも評されていて、庇番衆の中でも特に武闘派のようです。

 

上杉憲顕 うえすぎのりあき  

生没:1306〜1368

二番組副頭

祖父の代が公家。
本人は「ああ恐ろしい、恐ろしい」と言い
手勢をたくさん従えています。

エルフ耳に、白目と黒目の色が逆!
という謎の見た目ですが、
割と常識人のようで、
よく孫二郎くんと一緒に
他の庇番にツッコミを入れています。

後に子孫があの上杉謙信一族の祖となります。
73話で周辺の塀を集めて2日ほど遅れて
岩松殿の援軍に入ると発言しているので、
そう遠くないうちに登場しそうですね。

 

今川範満 いまがわ のりみつ 

寄騎 ?〜1335

の被り物を被った無口な武将
ツッコミたくてもツッコミを許さない雰囲気。
ネットで調べた範囲では
かなり情報の少ない武将なので、
松井先生による大幅な味つけが期待できそうです。
73話時点で上杉と一緒に
第二軍に入る、との情報が。
山盛りの馬刺しを食べてます

さらに87話では乗り潰した馬を、騎乗したままもりもり食べる描写も。
見守る部下たちの視線がシュールw

 

史実では、、、
今川家は足利将軍家の一族で、高い家格を有していました。
今川範満(馬の人)は今川基氏の息子で、5兄弟のうち次男。
中先代の乱で鎌倉に侵攻する時行を、今川範満が迎え撃ち(小手指原の戦い)
ここで範満は討死します。

中先代の乱では今川家5兄弟の多くが戦死してしまいます。最終的に5男であった今川範国が生き残り、戦後にその功が認められて駿河・遠江(とおとうみ)2国の守護に任じられることに。その後の今川家の発展につながりました。

 

そして

ジャンプ2023年17号 103話に今川頼国が登場!範満の兄とされる人物です。

範満は馬を被っていましたが、頼国はなんと、、、笑
史実でも情報の少ない武将なので、こちらも松井先生による味付けが楽しみです!

一色頼行 いっしきよりゆき 

四番組筆頭 ?〜1337

第73話で初登場
優男風の顔つきだが、
今のところ庇番グッズ販売
(札と手拭い)の描写しかないので
今後に期待
「推しの庇番衆の札を買って応援しよう!」

 

吉良満義 きらみつよし

?〜1356 6番組筆頭

時行軍の偵察役。
雑草食って生きられるので、
兵糧いらず。まじか。
「これは良い草www」

 

石塔範家 いしどうのりいえ

五番組筆頭

73話でついに名前が判明。

「俺の女神」であるオリジナルキャラ
「白拍子天女 鶴子」

鎧の前面にプリント(プリント?)
吉良氏ですら草を噴き出す強者オーラ
この武将も情報が少なくて、生没年すら不明。
石塔範家氏について、以下の記事に詳細をまとめました。

結局何者なの?石塔範家氏について / 逃げ上手の若君 ジャンプ2022年45号 第81話感想 - わんこたんと栞の森

「逃げ若」主人公 北条時行の状況

ジャンプ2022年40号  第75話感想 

1335年、
鎌倉奪還を目指す時行率いる信濃勢と、
鎌倉を守護する関東庇番がついに激突
中先代の乱スタート!

渡河戦を挑むも渋川に阻まれ、、、
女影原で(埼玉県日高市あたり)で
再戦、という展開です。

味方側の海野幸康が渋川にやられて、
早速大ピンチ!
海野さん、この描写だと生きてるかな?
死なないで〜😱

松井優征先生のキャラ作りと「豹変」について

関東庇番は人数も多く名前を覚えるのが大変。
歴史物なので漢字も覚えにくいし、、、

でも大丈夫!最悪名前を覚えていなくても
「草が大好きなおっさん」
「サーフボードバットマン」
「痛鎧」「馬」
というキャッチーなキーワードで
覚えやすくしてくれています。
本当に「配慮力」の漫画家さんですね。

松井先生の「配慮力」については
ぜひこちらの記事もご覧ください。


「痛鎧」や「サーフボード」は
作品の舞台が現代だったら、
それほどのインパクトはなかったでしょう。
舞台が南北朝時代だからこそ
インパクトが
何倍にもなる
というのが面白い。
松井優征先生のキャラ作り力が
遺憾なく発揮されています。

 

松井先生のデビュー作
「魔人探偵脳噛ネウロ」では
「豹変」が随所に登場しますが、
「逃げ上手の若君」でも
敵キャラが「鬼」に豹変するシーンが
見どころの一つになっています。
「鬼の名前」や「字体」などの
演出が組み合わさって
ネウロの時よりも、より
「洗練された豹変」になっています。
(洗練された豹変、ってなんだろう、、、)

関東庇番も、これから
「鬼」となるのでしょうか。
楽しみだ〜