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(途中)読書感想文/暗号解読(下)

家のこと、子供のこと、etc、、、
土日はなかなか読書をする時間がとれません。まあ仕方がないのですが。

twitterでつぶやいていないときにもブログにちょこちょこアクセスしてくれる方もおり、本当にありがたいです。

 
読書ブログといいつつ、関係ない内容も混じっているのでいずれは日記のカテゴライズをしないとですね。いつできるのやら。いまやれよ。

さて、引き続き 暗号解読(下)を読んでおります。

 

 暗号解読から少し離れて、古代の言葉の解読の話。

取り上げられるのは古代エジプトで使用されていた「ヒエログリフ」とクレタ島の「線文字B」です。

ヒエログリフはその特徴的な見た目で、名前だけで「ああ、あれね」と浮かぶ人も多いかと。その見た目に反し「表音文字」だそうです。(例外はあります)
昔の人も表意文字だと思い込んでいたようで、それ故に解読は難航したようですね。

ヒエログリフウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%A8%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95

ヒエログリフの書き手にも癖があったりして、例えば母音を省略したり、見た目にバランスがいいように文字の順序を逆にしたり、発音を無視したり、、、いやいやこんなことされたら後世の人は困りますってほんと。私たちもしょっちゅう新しい言葉を発明していますが、後世の人は苦労するのでしょうか。

 

ただ、ヒエログリフはいろんな岩媒体(ロゼットストーンとかオベリスクとか)に記録されていたからこそ現代まで残りましたが、今は紙媒体や電子媒体が主。劣化に弱いといわれているので、意外と文字資料が残らないかもしれません。残念。

(なお線文字Bは粘土板に記録されたものが偶発的な火事で焼成されて、結果現代まで残ったようです。粘土板はコネコネして簡単にリサイクルできる画期的な媒体、、、だったらしい。)
現代の岩媒体資料となると、表札や墓石くらいは残るでしょうか?コンクリは劣化するらしいですね。


すてきですね。岩媒体。オモムキあります。

 

先ほどヒエログリフ表音文字について「例外はあります」と書きましたが、例えば「ラムセス」という王の名前の「ラ/ra」は太陽の表意文字であらわすようです。

そういえばゲームとかでも太陽神ラーってよくでてきますね。私たちがよく使う漢字の「日」もまさしく太陽をもとに生まれた象形文字ですし、(勝手に)むちゃくちゃ親近感が湧きました。

一方のクレタ島線文字B、解読の手掛かりがほぼなく、解読者は相当苦労したようです。ここはぜひ本書で読んでほしいのですが、ヒエログリフにしろ線文字Bにしろ、解読にあたり、様々な言語の知識、そして直観力、ひらめきが総動員されています。本当に言語学者ってすごい、そう思える章でした。

 

線文字Bウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%9A%E6%96%87%E5%AD%97B

 

そしてそんな解読者たちの人間的なところ(確執やらプライドやら)が魅力的に記載されてるのも本書のおすすめポイントです。読むととまらなくなりますね!※時間があれば

 

、、、まだまだ読了まで先は長い。